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ICT便利技Part2🆕

ICT普及への道

介護現場のICT活用術!明日から使える便利ワザ大公開~タダスクセミナーレポート~(2025.5.30)

介護のお仕事、本当にお疲れ様です!日々の記録や連絡、書類作成など、ICT(情報通信技術)を活用できればもっと楽になるのに…と感じている方も多いのではないでしょうか?

先日、介護従事者のための無料オンラインPCスクール「タダスク」で開催された「毎日の業務が楽になるICT便利技(パート2)」セミナーは、まさにそんな悩みを解決するヒントが満載でした!

この記事では、セミナーで紹介された目からウロコの便利技をダイジェストでご紹介します。明日からの業務がちょっと楽しく、そして格段に効率アップするはずです!

まずは基本から!PDFと上手に付き合う方法

日々の業務で「PDFファイル」を扱う機会は多いですよね。でも、ただ閲覧するだけではもったいない!PDFには、もっと便利な使い方がたくさんあるんです。

PDFってそもそも何?

「Portable Document Format」の略で、どんなパソコンやスマホでも同じように表示できるファイル形式のこと。見た目が崩れにくく、印刷もキレイ、改ざんされにくいので、大切な書類のやり取りに最適です。ただし、編集しにくいのが玉にキズでした…が!

PDFの便利技!こんなことまでできる!

セミナーでは、特別なソフトを使わなくてもPDFに文字を入力したり、チェックマークをつけたり、手書きで署名したりする方法が紹介されました。

  • 直接編集: 認定調査対象者連絡票のような書類も、PDF上で直接入力できるんです。手書きで記入してスキャンして…という手間が省けますね!資料では、テキスト入力、バツマーク、チェックマーク、丸で囲む、取り消し線といった機能が紹介されていました。
  • 手書き署名: タブレットやマウスを使えば、PDFに直接サインも可能です。
  • iLovePDFで自由自在:iLovePDF」という無料のオンラインツールを使えば、もっと高度な編集も可能に!
    • PDFの結合: 複数のPDFファイルを一つにまとめられます。FAXでバラバラに届いた書類も、これでスッキリ!
    • PDFの分割: 必要なページだけを抜き出して、別のPDFファイルとして保存できます。
    • その他: 圧縮してファイルサイズを小さくしたり、WordやPowerPoint形式に変換したりすることも可能です。

FAX業務も、パソコンからPDFファイルを直接送受信できるようになれば、紙の削減にもつながりますね。

LINEがもっと便利に!AIでコミュニケーションが変わる

今や連絡手段として欠かせないLINE。実は、AIの力でもっと便利になるんです!

LINE AIトークサジェストを使ってみよう!

LINEラボの機能で「LINE AIトークサジェスト」をオンにすると、AIがトーク内容に合わせて返信メッセージやスタンプを提案してくれたり、入力した文章の口調を変換してくれたりします。

設定方法

  1. LINEのホーム画面から右上の歯車マーク(設定)をタップ。
  2. 下にスクロールして「LINEラボ」を選択。
  3. 「LINE AIトークサジェスト」をオンにする。
  4. 利用規約を確認し、同意する。

これで、メッセージ入力欄にAIマークが表示され、AI機能が使えるようになります。

こんな時に便利!

  • 返信に困った時: 直前の会話を読み取って、AIが気の利いた返信文をいくつか提案してくれます。
  • スタンプ選びに迷った時: 状況に合ったスタンプをAIが探してくれます。
  • 文章のニュアンスを変えたい時: 入力した文章を、敬語やタメ口、さらには「ねこ語」「侍言葉」などに変換!ちょっとした遊び心も加えられますね。

忙しい時の返信作成や、相手に合わせた言葉遣いを考える手間が省け、コミュニケーションがよりスムーズになりそうです。

情報整理・記録もICTでスマートに!

日々たくさんの情報を扱う介護のお仕事。メモや記録も、ICTツールを使えばもっと効率的に管理できます。

Google Keep:あなたの万能メモ帳

Googleが提供する無料のメモアプリ「Google Keep」。スマホ、タブレット、PCなど、どの端末からでも使えて、シンプルで直感的な操作が魅力です。

  • テキストメモ: 思いついたことをサッと記録。
  • リスト作成: 買い物リストやタスク管理に。チェックボックスで進捗も一目瞭然。
  • 音声メモ: ハンズフリーで記録!自動で文字起こしもしてくれます(精度は状況によります)。
  • 画像追加: 写真と一緒にメモを残せます。利用者さんの様子の記録や、気になる掲示物をパシャリ!
  • 手書きメモ: イラストや手書き文字もOK。

vFlat Scan:書類をキレイにデータ化

「vFlat Scan」は、AIを活用した無料のモバイルスキャンアプリ。書類や本のページをスマホで撮影するだけで、自動的に歪みを補正し、平坦な画像にしてくれます。さらに、OCR(光学文字認識)機能で画像内の文字をテキストデータに変換できるので、後から検索したり編集したりするのも簡単です。

紙の書類をデータ化して整理するのに役立ちますね。

Google Chromeを使いこなして作業効率アップ!

インターネットを見るときに使うブラウザ「Google Chrome」。実は、拡張機能や便利な機能を追加することで、もっとパワフルなツールになるんです。

拡張機能「grt memo」

ブラウザ上で手軽にメモを取れる拡張機能です。ウェブサイトを見ながら気になった情報をサッとメモするのに便利。

音声入力でキーボードいらず!

「もうキーボードを打つのは疲れた…」そんな方におすすめなのが音声入力!思った以上に精度が高く、慣れれば手入力よりも早く文章を作成できます。

  • Voice In – 音声からテキストへ: Google Chromeの拡張機能で、様々なウェブサイトの入力欄で音声入力が可能になります。
  • Windows PCの場合:
    • Googleドキュメント: 「ツール」メニューから「音声入力」を選択。
    • Word: Windowsキー + Hキーで音声入力機能を起動できます。
  • スマートフォンの場合: キーボードのマイクボタンをタップすれば、簡単に音声入力が使えます。

音声入力のコツ(資料より抜粋):

  • 句読点も音声で入力できます。
    • 「、」→「てん」または「とうてん」
    • 「。」→「まる」
    • 「・」→「なかぐろ」
    • 「改行」→「あたらしいぎょう」または「かいぎょう」
    • その他、「かぎかっこ」「ぎもんふ」「かんたんふ」なども音声で入力可能です。

利用者さんの様子の記録や、会議の議事録作成など、様々な場面で活用できそうですね。

AIがあなたの右腕に!GeminiとNotebookLM

最近よく聞く「AI(人工知能)」。難しそう…と感じるかもしれませんが、実は私たちの業務をサポートしてくれる心強い味方なんです。

AIへの指示は「プロンプト」が鍵

AIに何かをしてもらうには、「プロンプト」と呼ばれる指示文を入力します。難しく考えず、AIに「してほしいこと」をそのまま伝えればOK!もし、どう指示したらいいか分からなければ、それもAIに聞いてみましょう。

注意点:ハルシネーション(幻覚) AIは、もっともらしい文章を作ろうとして、事実でない情報を生成してしまうことがあります。これを「ハルシネーション」と呼びます。AIの回答は鵜呑みにせず、必ずファクトチェックを心がけましょう。

Gemini:無料で使える高機能AI

Googleが提供するAI「Gemini」。無料版でも十分に高機能で、様々な相談に乗ってくれます。

  • アクセス方法: Google Chromeの右上にある9点リーダー(Googleアプリ)から「Gemini」を選択。スマホの場合はアプリをインストール。
  • Deep Research機能: Geminiの画面で「Deep Research」を選択すると、より深く情報を調べてくれます。

例えば、「担当者会議の日程を全サービス事業所に知らせるためのFAX文の文案を考えてください」といった具体的なお願いもできます。

NotebookLM:あなたの資料をAIが読み解く

「NotebookLM」もGoogleが提供するAI搭載の情報整理・ノートツール。PDFやGoogleドキュメントなど、あなたがアップロードした資料の内容をAIが理解し、要約したり、質問に答えたりしてくれます。

  • アクセス方法: Googleで「NotebookLM」と検索し、公式サイトからアクセス。スマホの場合はアプリをインストール。
  • 活用イメージ:
    • 大量の資料を読み込む時間がない時に、AIに要約してもらう。
    • 資料の中から特定の情報を探し出す。
    • 資料に基づいて新しいアイデアを考える。

まるで、あなた専属のリサーチアシスタントがいるような感覚で使えます。最大50個までノートブックを作成できるので、案件ごとやテーマごとに資料を整理するのに便利です。

まとめ|ICTで介護の未来はもっと明るくなる!

今回のセミナーでは、本当にたくさんのICT便利技が紹介されました。

  • PDF編集で書類作成を効率化
  • LINEのAI機能でコミュニケーションを円滑に
  • Google KeepvFlat Scanで情報整理をスマートに
  • Google Chromeの拡張機能音声入力でPC作業を快適に
  • GeminiNotebookLMといったAIツールで業務を強力にサポート

これらのツールは、特別な知識がなくても、少しの勇気と試してみる気持ちがあれば誰でも活用できます。

「タダスク」では、このような介護現場で役立つICTスキルを、無料で、そして楽しく学べる機会を提供しています。興味を持たれた方は、ぜひ「タダスク」のスケジュールをチェックしてみてくださいね。

そして、今回のセミナー講師である「にこにこ」は、「にこにこブログ」でもケアマネジャー向けのICT情報を発信されています。こちらもぜひご覧ください!

ICTを上手に活用して、毎日の業務負担を少しでも減らし、より質の高いケアを提供できる時間を増やしていきましょう!

お詫び

5月30日開催のタダスクでは、トラブル発生し 申し訳ありませんでした。
お詫び申し上げます🙇
当日できなかったクイズはこちらからどうぞ!

【タダカヨ・タダスクのご紹介】

  • NPO法人タダカヨ: 「ITを上手に使ってより良い介護へ」をビジョンに、介護従事者向けの無料オンラインPCスクール「タダスク」などを運営。デジタル庁のデジタル推進委員協力団体にも任命されています。
  • タダスク: LINE WORKS、Excel、AppSheet、PowerPoint、Zoom、Google Workspace、Canvaなど、介護現場で役立つ様々なITスキルを学べる無料オンラインPCスクール。ほぼ毎日開催しており、スケジュールは公式サイトやInstagramで確認できます。

この記事が、皆さんのICT活用の一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。 最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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